業者に間に入ってもらって「境界線確定」をしようと思うと、お金がかかりますよね。
でも両者が合意できれば、業者に入ってもらわなくても境界線は確定できます。
今回私たちは業者をはさまずに、お隣さんとの境界線について両者の合意が取れました。
ただ、口約束だけにするのではなく、公式な書類で残すほうが確実なので、契約書を作ることにしました。
でも「公式な契約書ってどうやって作るの?」「難しそうだし、素人が作っても大丈夫なの?」と不安になりました。
そこで、調べたり、設計士さんにアドバイスをもらったので、それらを参考に、私が実際に作った契約書「覚書」について紹介します。
覚書とは?
「覚書」とは(おぼえがき)と読み、「当事者双方が合意した契約内容を書面にしたもの」だそうです。
覚書に書く内容
以下の内容を入れていきます。
- 両者はこの覚書を締結しますという内容の文章
- 第一条 ◯地番と◯地番の境界を敷地図面に記す位置とするという内容の文章
- 第二条 両者が将来所有権等を第三者に譲渡する場合には、本覚書の内容を継承させるという内容の文章
- 本書を2枚作成し、両者が1枚ずつ所有するという内容の文章
敷地図面について
覚書に加えて私たちは設計士さんに敷地図面を覚書用に作ってもらいました。その敷地図面には、両者が合意した境界線を書いてもらいました。
印刷について
私たちは、A3の紙に覚書と敷地図面をまとめました。
覚書と敷地図面を2枚用意すると、2枚綴りになってしまいます。
1枚にまとめておけば、それを2部用意して割印すればOKなので楽です!
締結するまでの流れ
- 立ち会って両者合意の境界線を決める
- 覚書を作成する
- 覚書の下書きを相手に確認してもらう
- OKであれば清書する
- 両者が署名して割印する
いかがでしたか?
隣地境界線に関する覚書の書き方と覚書を締結するまでの流れについて紹介しました。
隣地境界線はお隣さんとの今後の付き合いもあるので、スムーズにいくか、トラブルが起きないか、不安なところ進める人も多いと思います。
そんな方に少しでも役に立てる記事になればいいなと思っています。