自分の里帰りの経験から、これから里帰りを考えている人に、里帰りのメリットとデメリット、里帰りの前に考えておくポイントをお伝えします。
出産後の1ヶ月の里帰り
私の里帰りはこんな感じでした。
・実家と今の家は車で約2時間
(地元は電車がない(離島。笑)ので、バスと車を使わないと帰れない。)
・”出産してから里帰り”のスタイル
(神戸の病院で出産したかった&地元は里帰り出産の受け入れが今年からなくなったので里帰り出産はできない)
・はやめ退散を検討
(実家は仲は悪くないが、色々とうるさい家なので産後それに耐えられる自信がなかったし、旦那さんと離れるのがすごく嫌だった)
・身の回りの家事と沐浴はやってもらった
(完母(完全母乳育児)だったので、昼・夜関係なく授乳は全部やりました。また、げっぷを出したり、オムツ替えも全部自分でやりました。)
結果実際に里帰りした期間は25日(24泊)
2018年9月3日に出産
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2018年9月8日に退院&里帰りスタート
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2018年10月2日に里帰り終了&家に戻ってくる
里帰りのメリット
自分は赤ちゃんのお世話だけ!他の家事はやってもらえる
それぞれの家にもよると思いますが、我が家は祖父母が同居でまだまだ元気なので、両親はまだ仕事に行っていますが、家事はおばあちゃんかお母さんがだいたいやってくれます。
自分は赤ちゃんのことだけを考えて過ごせたのはすごくよかったです。
また、産後体力が消耗している中、おいしくてあたたかいご飯が出てきたのはありがたかったです。
育児を手伝ってくれる
産後は本当に疲れてるんです。なのに昼夜関係なくお腹が空いたり泣いたりしている赤ちゃんを24時間見続ける生活が始まります。
どれだけかわいくても、愛していても、寝不足はかなりきついです。(たまに赤ちゃんをかわいく思えないというママもいるみたいですが、私は幸いにもそういう感情はなかったです!)
昼間も誰か家にいれば、自分が仮眠をとる間、赤ちゃんをみてもらえました。
また、うちの家では私をはじめいとこを全員私のおじいちゃんが入れているので、ひ孫になる私の娘も毎日入れてくれました。
里帰りのデメリット
家族との関わりが難しいことがある
これは人によると思うのですが、振り返ってみると私はかなり神経質になっていて、いわゆるガルガル期があったと思います。
産後はホルモンの影響で赤ちゃんに対して超敏感になります。
赤ちゃんを触られたくないと思ったり、いつもなら気にならないことをすごく気にしたり、涙もろくなったり、すぐイライラしたり・・・これはすべて私が体験したものです。
家族に対してそういう感情になるので、一緒に住むのが苦痛に感じる日がたくさんありました。その時は一刻もはやく旦那さんがいる家に帰りたいと思っていました。
旦那さんと会えない
私は旦那さんが大好きで・・・職場が同じということもあり、四六時中行動がほぼ一緒だったんです。(旦那さんにとってはわからないけど)私は旦那さんと一緒にいれることでとても幸せを感じます。
しかもいつも旦那さんの優しさに助けられていたので、産後の心身ともに疲れ切っている時に旦那さんがいないのは相当なダメージでした。。
また、愛しの我が子を二人で愛でることもあまりできないのは残念でした。
かかりつけの病院に行けない
特にはじめての育児だと不安はたくさんあると思います。実際私は1ヶ月健診で溜まりに溜まった質問の山を先生にぶつけることになりました。
里帰りだと、ずっと通っていた病院にすぐ行くことができないので、電話で相談することもありましたが、直接見てもらうのはなかなか簡単なことではありませんでした。
里帰りの前に考えておくポイント
里帰りは自分と赤ちゃんのためになるか
旦那さんがよく言ってくれました。「里帰りは私と赤ちゃんのために帰ってる。私と赤ちゃんにとってよくない(ゆっくり休めない)と思ったらいつでも帰っておいで。それが最優先だから。」と。
産後は心身ともに疲れてしまうことが多いです。なので、家族に気兼ねなくいろんなことを頼めたり、これは嫌、とはっきり伝えられることはすごく重要だと思いました。
例えば、「産後はすぐイライラしてしまう」ということを理解してもらえると、過ごしやすくなると思います。
また、「昔はこうしていたからそんな育児はダメ!」みたいなことを言われてイライラしたり落ち込んだりするママは多いようです。こういう時はお医者さんに言われていることをすればいいので、家の人にはアドバイスにとどめてもらうとか、口出しせずにあたたかく見守ってもらえるようにお願いするのもいいと思います。
もし里帰りが無理になった場合の策
私の場合、里帰りが厳しくなった場合(精神的に苦痛になった場合)は、旦那さんに帰っておいで!と言ってもらっていました。
実際に1ヶ月の中で数回もう無理!となり、号泣。
お母さんや同居家族にもう今の家に帰る!と言ったり、荷物をまとめていつでも帰れるように準備までしたこともありました。
結果的には里帰りを継続して予定の1ヶ月は過ごしましたが、旦那さんにいつでも帰れる場所を作ってもらえていたのはすごく安心でした。
産後のメンタルも浮き沈みが激しいので、可能なら第二の策を練っておくのもおすすめです。
里帰りに必要なものは?
最後に里帰りに必要なものを紹介します。
自分のもの
・パジャマ
産後は自分が思っているよりも疲れています。できると思って頑張ってしまうと体にかなりの負担がかかるし、産後無理をすると老後老けやすいといわれるほど。自分と赤ちゃんのお世話だけできていれば十分なので、甘えられるなら他のことは家族に任せましょう!休める時に休む方がいいのでパジャマで過ごすことも多いと思います。
・普段の服
産後はあまり出かけない方がいいですが(休息のため)出かける可能性があるなら少し普通の服を持っていってもいいと思います。また、地元の友達が赤ちゃんを見にくるという時にも着るかもしれませんね。
・化粧道具
出かけたり人に会うことは少ないと思いますが、最低限のスキンケアや化粧道具は持っていていいと思います。ちなみに私はほとんどの日をすっぴんで過ごしました。
・産褥ニッパーなど
産後すぐから使える骨盤矯正のためのサポーターは持っていった方がいいと思います!産後すぐにやらないと骨盤が開いたままと聞いて持って行きました。ただし、産後1ヶ月後(悪露が落ち着いたころ)からのものは早すぎなので注意。
・抱き枕
使うのは妊娠中だけだと思っていましたが…持っていって本当によかったです。私は、産後、おっぱいの痛み、会陰切開の痛み、痔の痛み、腰痛、などで結局うつ伏せ、仰向けができませんでした。そんな時に抱き枕を妊娠中と同じように膝に挟んで横向きで寝ると、少しましでした。
赤ちゃんのもの
・オムツ
新生児用はすぐにサイズアウトするので、買いだめしないほうがいいです。うちの娘はちょうど里帰りが終わる1ヶ月でSサイズにサイズアップしました。(ちなみに新生児は1日10回ほどオムツを替えます。)また、オムツ替えシートもあったらいいと思います。(防水のもの)
・おしりふき
たくさんあったほうがいいです。おしりふきのふたも買っておくのがおすすめです。(取り出しやすいし、乾かない。100均に売っています。)
・ガーゼ(10枚ほど)
・ベビー服(季節にあったもの)
ベビー服は種類がたくさんあってよくわからないですよね。最初は何を着せていいかわからないと思います。私もわからなかったし、あとからわかったのですが、着せ方を間違っていたようです!でもそこまで問題ではなかったです!あと、「新生児はとりあえず2枚着せてたら大丈夫!」と超有益な情報も聞いたことがあります。笑
・ミルク、哺乳瓶、消毒、哺乳瓶洗うブラシ
最初は母乳の出や赤ちゃんの飲み具合も不安定。母乳とミルクの混合になる可能性や、完ミ(完全ミルク)の可能性もあります。また、完母であっても、急に飲まなくなるなどのトラブルもあるかもしれないので持っていった方がいいです。
・ベビーグッズ(実家にないもの)
ベビーバス(せっけん、沐浴布、ボディローション)、ベビー布団(ベビーベッド)、授乳クッション、つめきり、綿棒、赤ちゃん用洗剤、おくるみ
・その他
母子手帳、赤ちゃんの成長記録ノート
最初は不安もたくさんあると思います。
頼れるところは家族に頼って、自分も休める時に休みながら里帰りできるのがベストだと思います。
里帰りをしてみて思ったのは、「一番大事なのは自分と赤ちゃんが心身ともに健康なこと」
これが少しでも欠けるなら、これを満たせる場所に移動した方がいいです。(可能なら)
あなたが少しでも余裕のある里帰りの期間を過ごせますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。